スタディーツアー2008 Part2

ツアー日記の続きです。

8月4日(月)外国人特派員協会主催の記者会見に参加

国籍確認訴訟弁護団代表弁護士として、近藤先生から国籍確認訴訟判決要旨の説明を行いました。
外国人記者から、今後の具体的申請の時期や現状では国籍申請ができない子どもたちへの具体的支援についてなどたくさん質問がありました。

また、原告と同様、婚姻していない両親から生まれ、日本人の父親から認知を得ている在比JFCの代表として、ジュンくんがお母さんと会見に出席してくれました。「お父さんから認知されていることだけでも幸せでしたが、お母さんから日本国籍がもらえることを聞いてほんとにびっくりしています。」という、お父さんへの手紙も託りました。

午後は、BATIS、DAWNとマリガヤハウスの3団体でランチミーティングを行いました。

8月5日(火)大使館交渉

昨年に続き、遠藤領事とJFCケースへの大使館での対応など協議しました。
JFCケースは、エージェンシーを通さず直接マリガヤハウスから連絡を入れて直接申請ができることを確認しました。

8月6日(水) ダバオ市COWDI
8月7日(木)
今年は、マリガヤハウススタッフ河野さんも1泊2日のダバオ訪問に同行し、連携関係にあるNGOであるCOWDIでレクチャーを行いました。
初日は、近藤弁護士から判決についての紹介をお母さん方、スタッフに行いました。

また、河野さんからマリガヤハウスで行っている相談者へのオリエンテーションをCOWDIのクライアントのお母さんたちにも行ってもらいました。日本人のスタッフのいないCOWDIでは、まだまだケース相談後の具体的な支援の流れや必要な書類、手続きについてなどの理解が難しい状況です。お母さん方もメモをとりながら真剣に聞かれていました。
翌日は東京事務所でケースを受理しているクライアントさんたちと個別ケース相談を行いました。
今後、さらにスムーズな連携関係を築いていけることを願っています。ダバオにはまだまだ問題を抱えたJFCが埋もれた状態にあることを訪問するたびに実感します。今後、さらにダバオでの支援活動も掘り下げていければと感じています。

今年もたくさんの学びをいただきとても貴重なツアーとなりました。
支えていただいた皆様、どうもありがとうございました。