国籍確認訴訟提訴しました!

去る7月21日、国籍法12条により日本国籍を喪失した原告ら24名の国籍確認訴訟を、東京地方裁判所に提訴しました。
原告の内訳は、 マリガヤハウスのケース 17名 
セブ・ネグロス在住のケース 5人 
日本在住のケース 2人です。 

ちなみに、日本在住の2ケースは、もともとマリガヤハウスのケースです。フィリピンのマリガヤハウスで相談を受け(うち1件は1998年に、もう1件は2009年に)、JFCが20才になってしまうので、その前に来日し、法務局へ国籍取得の手続きに行ったところ、却下されてしまったケースです。

うち1件は長期の在留資格を持って最低少なくとも6ヶ月は日本に滞在するという住所要件を満たさない、という理由でした。20歳になる誕生日ギリギリに来日したケースでしたので。でも、査証は短期滞在(親族訪問)から日本人の配偶者等への変更申請をして長期の査証は許可されました。

もう1件は、上記のケース同様、短期から日本人の配偶者等への変更申請をしたところ、不許可となり、「特定活動(出国準備期間)」を与えられ、来日後、6ヶ月たったので、その状態で国籍再取得の申請をしたところ、「特定活動は住所があるとみなされない」として国籍取得申請を受け付けられませんでした。

でも、最初の変更申請は千葉で不許可にされたのですが、東京入管で在留資格の変更申請を再度申請したら、日本人の配偶者等が許可されたんです。

2月に提訴した1次訴訟と同じ民事38部に係属しましたが、原告数が多いため記録のチェックに時間がかかり、まだ第1回裁判期日は決まっていません。決まり次第、またご報告します。