国籍確認訴訟第1審判決報告会が行われました


4月28日(土)午後1時から、国籍確認訴訟の第一審判決の報告会が行われました。場所はJICAのセミナーハウス402号室。
場所をとったときには私は勝つ気満々だったため、セミナーハウスを借りたのですが、残念なことに敗訴してしまったため、
「負けてしまったのだし報告会に来る人などそんなにいないだろうな〜。5人も来ればいいほう。だったら弁護士事務所でもよかったかも。お金もかからないし・・・」などと考えてしまったくらいでした。

しかし、当日。予想外の来場者。JFCネットワークの会員さんやボランティアさんたちの参加もあり(京都と秋田からの遠方の参加も!)、19名の参加者となりました。

当日予定していた原告の一人のマサミくんは来ることができませんでしたが、義理堅いお兄さんが駆けつけてくれ、本当に心遣いに感謝です。

マサミくんを除く26名の原告たちはみなフィリピンにいるため、ビデオで本人たちの陳述を流しました。2010年12月に裁判所で意見陳述をした子どもたちのものはビデオがなかったのでそれぞれ裁判官の前で読み上げた陳述書を読みました。



その後、国籍確認訴訟の弁護団の弁護士の一人である近藤博徳先生より今回の裁判に至った経緯、原告の特殊性、裁判の内容、判決の内容、今後の方針、などについて説明がありました。

最後に、Batis Yohgi(日本人とフィリピン人を両親に持つ子どもたちの組織)のメンバーの一人で日本の連絡先になっているミカスさんが今回の判決に対してのBatis Yohgiとして出した声明文を読み上げました。



権利に期限があるのはおかしい。

そう訴えていました。本当にそう思います。高等裁判所に提出予定の署名用紙(日本語・英語・タガログ語)への協力を呼び掛け報告会を終了しました。

引き続き、ご支援・ご協力をよろしくお願いします。

(伊藤里枝子)