こどもの国へピクニックへ行きました!

9月25日(日)。子どもの国へピクニックへ行きました! 参加者は、フィリピン人母クライアント、JFCの子ども達、日本人のお父さん、フィリピン人のお父さん、会員さん、ボランティアさん、スタッフ、その家族合わせて約55名の参加でした。天気が良かったこともあり、前日になってばたばたと申し込みが増え、当然、当日のドタキャンももちろん同時にありました。



場所は、東急田園都市線長津田」からこどもの国線に乗り換え10分弱ほど行ったところで、広々とした芝生やトランポリンなどの遊具もあり、ピクニックの環境は絶好でした。前回のイチゴ狩り(5月)の時は、お弁当の「各自食べ」は淋しいという意見があったので、持ち寄りランチとし、また参加者同士の交流が持てるよう即ゲームをするなどの工夫(?)を凝らしました。

ゲームは、逃げる玉入れ(JFCユースが段ボール箱を背負って逃げ、そこに新聞紙を丸めて手作りした玉を入れるというもの)、山登り競争(急な斜面を徒競走!「疲れる!」というブーイングの分だけ盛り上がりました)、菓子くい競争(パンくい競争のパンがお菓子になりました)、しっぽとりゲームなどを行いました。玉入れでは、段ボールを背負って走って逃げる小学高学年男子の実力を甘く見ていました・・・、逃げに逃げられ、玉入れるの難しすぎました。菓子くい競争では、事務局伊藤の家庭菜園のゴーヤが菓子に交じってつりさげられ、それを狙うクライアントのお母さんが盛り上がってくれました。


細かいところでは反省点は多々あるものの、今回のピクニックの趣旨は、経済的にも厳しい母子家庭の暮らしで、なかなかレジャーに子どもを連れて行ったり自分も出かけたりできないクライアントさんたちが楽しく過ごせる時をもとうということでしたので、その趣旨は達せられたのではないかと思います。

また今回は、ユースの参加も前回より増え、ボランティアの田中君が求心力になって一緒に過ごすことができたように思います。やはり普段の日常生活の中ではあうことのないユースたちが、初対面でも一緒に楽しく過ごすには、誰か求心力となる大人の存在や工夫が必要であると実感しました。これは今後も継続課題です。


また、「子どもの国」という場所柄、子連れのイベントという色合いが濃くなりましたが、子どもがもう大きくなり一緒には来ないけれど大人だけのクライアントさんの参加もありました。菓子くい競争などでは、子ども顔負けの競争心と盛り上がりを見せてくれたのは、さすがフィリピン人!!!です。むしろ母たちの方が盛り上がっていた感もあったくらいでした。

全体を通して、みな楽しく過ごせたのではと思います。


JFCネットワークは、法的支援をするのが設立趣旨ですが(でしたよね)、やはりこういう在日のクライアントの人たちが楽しい!!と思える機会を提供するイベントを継続的に企画していくことも大切なのでは!と思いました。確かに、事務局業務はすごく忙しいです。やらねばならぬことを超えてまだやれていないことが机の上には山積み・・・。こうしたイベントをすると「余計な」仕事が増えるのも事実です。しかし、人権擁護とは、すごく大変な人生や日常の中で暮らしている人も、日常の中で楽しいと思ったり、互いに出会う中で交流していくことを保証するのも含まれるのでは…と思いました。やはり「楽しい」という思いは、日常の大変さを打ち消してくれる力があるように思います。


お手伝いくださったボランティアの皆さん、会員の方、ありがというございました!!
(市原嘗子)