ニムファさん母子が来日しました!

jfcnet2011-01-28

2010年12月19日(日)のクリスマス会も押し迫った16日(木)。オーストラリアから突然の電話。「こんにちは!ニムファです!明日、日本に行きます!誰か迎えに来られますか?」 えっ?!明日?! 私たちは突然の話しにもうびっくり。国籍確認訴訟の原告たちの意見陳述のためにたまたま来日中のマリガヤハウスの尚子さんも電話を代わって「話しが急すぎるんや!」と怒ってました。

もともと来日することになっていたことは聞いていたし、そのために受け入れ先も調整していましたが、明日、なんてあまりに突然すぎる・・・。空港までのお迎えに誰が行けるのかとボランティアさんやJFCユースに聞きまくりましたが生憎誰も行けず・・・。やむを得ず、受け入れ先の盛井さんにメール。快くお引き受け下さいました。本当に感謝しています。

ニムファさん母子はオーストラリアに暮らしていましたが、リョウミくんが日本人のお父さんから認知されたことを機に、国籍を取得して日本で暮らしたい、と希望していました。でも、ニムファさんには家族も親族も日本になく、短期滞在の在留資格で来日しても、長期の在留資格の変更ができるまで働くこともできず、住む所も生活費もないため、どうしよう・・・と悩んでいました。

そんな時、JFCネットワークの会員さんの盛井さんはJFCの子どもたちのために何かお役に立てることができれば、とおっしゃってくださっており、今回、ご自身の職場でニムファさん母子を受け入れてくださることになったのです。

年末年始、こちらも忙しく、盛井さんご自身も日本におられなかったため、1月28日にようやくオリエンテーションができました。リョウミくんは、施設のLOLA(おばあちゃん)やLOLO(おじいちゃん)たちに「坊や、どこに行ってたの? 会いたかったわ。こっちにいらっしゃい」などと言われ、なんだかフィリピンっぽくてホンワカした気持ちになりました。

「宿も食事も提供してくれるって話しに聞いて半信半疑だったけど本当だったのでもう感謝の気持ちで一杯です。言葉ではお礼の気持ちは言い尽くせません」とニムファさん。明るい笑顔が見れてほっとしました。

リョウミくんは10歳。4月からは小学校3年生になります。はじめは日本語もわからず大変だと思いますが、周りの人たちに助けられて楽しくやっていけるといいな、と思います。みんな応援しています!