カラカサン2009年公開フォーラム

 2009年3月7日(土)に川崎のカトリック貝塚教会行われたカラカサン(http://www.h2.dion.ne.jp/~aa-kkse/kaizuka.htm)公開フォーラムに参加してきました。午前中は無料相談会。お昼にはお母さんたちのお手製のたくさんのフィリピン料理のお店が並びました。
午後1時半からのフォーラムの内容は「移住女性が安心して生きていくために」パート2〜国籍法改正、新たな在留管理制度をめぐって〜ということで、JFC弁護団代表であり、国籍確認訴訟弁護団の近藤博徳先生が講師として呼ばれ、国籍法改正についての説明などをしました。
 その他、社会保障(福祉など)予算削減について(1.児童扶養手当の削減、2.生活保護母子加算の廃止)、入管法などの法律の改定(1.外国人の管理を強化する新たな「在留カード」の導入、2.再入国許可の必要が一定期間なくなる、3.在留期限が最大5年に延長、4.外国人台帳)、定額給付金、子育て応援特別手当について、横浜入管の引越し、などについて日本語と英語の資料が配られました。
 カラカサンのメンバーであり、4人のJFCのお母さんであるグィリタン・レリさんからは自分の体験が語られました。時折、涙を流しての話からは彼女の経てきた苦労が感じられました。「私は自分の体験を恥ずかしがらずに話すことにしている」と言ったことがとても印象に残っています。
質疑応答の時間では時間が足りないほどたくさんの質問がでました。カラカサンの総会をかねたこうしたフォーラムは地域に根ざした活動を行っているカラカサンならではの素晴らしい企画だと思います。