マリガヤハウス日本人スタッフの河野尚子が一時帰国しました

マリガヤハウスの日本人スタッフの河野尚子が日本に一時帰国しました。2週間の東京滞在中、西新宿の事務所で一緒に仕事をしました。事務局みな子育て中とあって、夜に飲みに行くわけにもいかず、スタッフの嘗子さんがお手製のカレーを作ってきて、カレーランチをしました。おやつにはおまんじゅうが差し入れられるなど、尚子さんのダイエットにとっても協力的な事務局でした。
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以下、尚子さんからの報告を添付します。
「東京滞在中、マリガヤハウス出身(?)のクライアントで現在は日本でJFCと一緒に生活しているニンファさんが、腎盂腎炎で緊急入院したと報告が入り、お見舞いに行ってきました。私は、入院先は千葉県柏市。。。最寄の駅はJR柏駅。。。駅の東口を出て、交差点を真っ直ぐ行けばある!と頭に叩き込んだだけで、地図もなく、携帯もなく、ささささっと家を出ていました。案の定迷ってしまいまして、野生の感(意外と自信
あり)とコンビニの地図(すったもんだがありました。)でどうにかニンファさんの入院する病院に到着しました。ナースステーションで部屋を確認していると、偶然ニンファさんが通りかかって、「え?え?え?何?何で?何してるの?」と私を見て驚いていました。「まだJFCネットワークに入院したこと言ってないのに。」と不思議そうでした。でも久しぶりに会えた事をとても喜んでくれ、1時間以上歩いて探した甲斐がありました。

ニンファさんは腎盂腎炎に罹ってしまったそうで、ずっと点滴で抗生物質を投与されていました。熱も高いときは40度まで上がったそうですが、入院して治療をし始めてからは38度ぐらいまで落ちたそうです。異国で入院と言うのはともて心細いものですが、彼女が一番心配していたのは小学校4年生になるJFCリョウミくんでした。リョウミくんは、ニンファさんが入院するときに「お母さん、死なないで!」と泣いていたそうです。多分腎盂腎炎で亡くなることはないと思うのですが、リョウミくんもお母さんだけが頼りなので、凄く心配していたのだと思います。

ニンファさんは、幸運にも仕事があり、お給料もいただけているので、どうにか日本で生活をしていくことは出来そうだと言っていました。しかし、フィリピンの家族から毎日送金リクエストの電話がかかってくるそうで、本当に困ると嘆いていました。入院前日に家族から14万円が至急必要だと言われたそうで、ニンファさんはその電話を受け取ってから病気が悪化したと言っていました。なんとも。。。フィリピン人出稼ぎ労働者の運命なのか・・・涙 彼女はちょっと一休みしたい、とため息をついていました。

さて、フィリピンにいる時から何かしらハプニングを起こしてくれるニンファさん。今回の入院中もやっぱりやらかしていました。抗生物質を使って炎症を起こしているウイルスを排出しなくてはいけないため、頻繁にお手洗いに行くようになります。治療のためなのです!それなのにニンファさん、夜中にも頻繁にお手洗いに行くのが面倒くさい!と思い・・・水も極力飲まず、そして自分で勝手に点滴を止めて寝てしまったそうです。夜中の検診で看護士さんに見つかって、怒られたと言っていました。話を聞いていて、なんで腎盂腎炎になったのか理解できたような気がします。

こんなニンファさんですが、日本の皆様、暖かく見守ってやってください。m(_ _)m働き者なんです。ただお人よしなだけです。」