JFCのヒロさんが来日しました♪

ヒロさんはフィリピンが認知主義をとっていた1984年のフィリピン家族法が改正される前に生まれた29歳の男性です。日本に暮らしているヒロさんの母親が2009年に認知を求めて相談に来たのですが、調べたところヒロさんはフィリピン法で認知されていました。その認知は日本でも当然有効なのですが、日本へは届出がされていなかったために、その報告的届出をし、フィリピン法で成立した認知を父親の戸籍に記載する必要がありました。珍しいケースなので、認知が日本人の父親の戸籍に記載されるまで時間がかかりましたが、今年になり、ようやく記載が終了しました。

ご存じのように2009年1月1日に国籍法が改正され、両親が結婚していなくても、日本人の父親から認知をされた子どもたちは20歳までにその届出をすることによって日本国籍を取得できるようになりました。ヒロさんのように、国籍法の改正時に日本人の父親から認知をされ、すでに20才を超えているケースの場合、2011年12月31日までに日本国籍取得の申請をすることにより日本国籍を取得できるという運用をしていました。

そして、ヒロさんは、2011年12月31日、フィリピンの日本大使館で申請を行い、現在、まだ国籍証明書の発行待ち状態です。日本国籍が取得できたら、来日をする予定だったのですが、短期滞在で来日し日本でその発行を待つことにしました。短期滞在の在留資格では働くことができないので、当分は、日本語の勉強をがんばり、ボランティアとしてお手伝いに来てくれるそうです。そして、いつの日か、生まれたから一度も会ったことのない日本人のお父さんに会いに行きたいと願っています。

ヒロさん、日本で暮らしていく中、たくさんの困難があるかと思いますが、たくさんの学びも喜びもあると思います。どんな経験も自分の人生の肥やしにして生かしていってください。あなたの夢がかなうよう、みんなで応援しています♪

JFCよしみさんのささやかな送別会をしました

父に会え、フィリピンに帰り勉強を続けることを決心したJFCよしみさんのささやかな送別会をしました。

ケースワーカーエスピーがパンシットとアドボを作ってきてくれました。よしみさんは内緒でピザをオーダーしてくれてスタッフ一同感激の涙でした。

ご両親は結婚しフィリピンに生まれながら日本国籍もあるよしみさんですが、母は日本で新しい家族と暮らし、よしみさんはフィリピンの祖父に育てられていました。生まれてから一度も父に会ったことがないよしみさんは「父に会わない限りすべてのことが手につかない」という強い思いを抱え来日しました。

父にはすでに新しい家族があり、こちらからの手紙には返事を下さらず父に会うことは容易ではありませんでした。東京からとても遠方の地方に暮らすお父さんだったのですが、よしみさんは訪れることを決心しました。

父に拒否される可能性は高く、よしみさんが傷つくのを恐れた私たちはよしみさんの決心に初めは躊躇しました。しかし、「父を知る」ことは今後のよしみさんのためには大切なことで、たとえ拒否されたとしても、それを受け入れ乗り越え、よしみさんの人生を生きていって欲しいと願う気持ちから私たちはよしみさんの決心を応援することにしました。

ボランティアさんの協力を得て、東京から5時間かけてよしみさんの父の暮らす地方へ向かいました。父の自宅を訪問し、父に会えましたが、よしみさんに会うことを拒否されました。ボランティアさんの熱心な説得のおかげで、ようやく会うことに応じてくれ、よしみさんは20歳にしてようやく父との面会を果たしました。

父は生まれてはじめて会う娘を前に無表情で立ちつくし「何もできないよ」とボソッと言いました。よしみさんが「抱きしめていいですか?」と尋ねると、無表情のまま首を縦に振った父親でした。「忘れたことはなかったよ」。よしみさんに抱きしめられて父はそう言ったそうです。

その後のよしみさんはとても明るくなったように感じます。日本語の勉強もとても一生懸命で見違えるように上達しました。フィリピンにいたときはすべてのことにやる気がでず、学業もおろそかにしていたとのことですが、さんざん悩んだ結果、よしみさんはフィリピンに帰り、大学に戻り勉強をし直すことを決心しました。

ボランティアとしても熱心に足を運んでくれたよしみさん。スタッフ一同、心から応援しています。あなたに会えてよかった。がんばれ!

2013年度ミュージック奨学生発表会!

JFCミュージック奨学生の発表会に行ってきました!
彼女たちの歌声にとても感動しました。みうらまちこさんのご支援に心から感謝します。

次年度奨学生の応募締め切りは10月24日までです。たくさんの応募をお待ちしています!

こちらは2013年度JFCミュージック奨学生の発表会の様子です。西ジェイサさんは「On my own」、本田ジュリーさんは「ありがとう」。グループではジョンレノンのイマジンを歌っています。↓↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=fb_sh9wmQ7E

本気で歌を勉強したいJFCに対し、歌手のみうらまちこさんが奨学金を支給して下さいます。1年間のレッスンを無料で受講できます。1年終了後、再びオーディションを受けることは可能です.本気で歌を勉強したい子どもたちを応援します!

【条件】
1)JFCであること。中学生1年生以上
2) 趣味としてではなく、本気で歌を勉強したい者
3) 荻窪のレッスンに月2回、11時〜3時間のグループレッスン、その後の1時間の個人レッスンに通えるもの。
【期間】1年
※毎年10月にある発表会(今年の発表会の案内は裏面参照)を機に終了。奨学生の更新を望むものは再度オーディションを受けることは可能。
【応募方法】
1)履歴書(写真、応募する動機)をJFCネットワーク事務所まで送付し書類審査。
◆応募締め切り◆ 2013年10月24日(木) ※書類必着。
2)10月27日(日)14時から荻窪で行われる面接およびオーディションを受ける。
3)11月初めに結果発表、

【みうらまちこさんのプロフィール】
ジャズとシャンソンの世界を歌う。「間違いなく世界的な声」と評価を受け、「銀巴里」でライブデビュー。以来MANDALAを初め、」東京都内有名ライブハウス、外人記者クラブJZ Bratディナーショー、九州ツアー…と
活動範囲を広げ、最近は著名プロデューサーや作曲家から、「世界観に満ち、声の魅力、ムードステージング等素晴らしい」と賛辞を得ています。

【2013年度奨学生】
◆西ジェイサさん◆
「レッスンはとても楽しく通っています。歌うことがとても楽しいです。三浦先生の教え方はとても上手です。自分を認めてくれているんだ、という気持ちにして下さいます。いつも誉めて下さって、「でもここをこうしたらもっとよくなるよ」と言って下さるので、「歌をもっとうまくなりたい!」という気持ちをますます強く持つようになりました。奨学生になれなかったら、こうした貴重なレッスンを受ける機会を持つことができませんでした。本当に感謝しています。もっともっと上手くなれるように頑張りたいと思います。」

◆本田ジュリーさん◆
It's been a great honor and privilege of being a music scholar of Miura Sensei. She's a great teacher and being her student for almost 8 months, she helped me enhanced my voice and taught me her techniques on vocals. I know there's a lot more to learn from her and I am very grateful and I won't ever waste for having this opportunity. I am hoping that someday I can sing like her. I would like to thank her for her assistance and generosity of sharing her talent to her scholars. And I am very proud of being selected as one of her scholars.

ようやくニュースレター「マリガヤ76号」の発送を終えました♪

ニュースレター「マリガヤ76号」の発送をようやく終えました!

今回は、11月3日に行われる予定の「子どもの国ピクニック」のお知らせも一緒に発送したのでずいぶんと時間がかかったしまいました。ボランティアに来て下さった皆様方、本当にありがとうございました。毎週欠かさずお手伝いに来てくれたよしみちゃん。本当にありがとう。お父さんに会いたくて会いたくて来日したよしみちゃんですが、念願のお父さんに会えて、フィリピンの大学に戻って勉強をすることを決心しました。フィリピンに行ってもみなで応援しています!

ボランティア会議を行いました!

2013年9月21日、ボランティア会議を行いました。来年迎えるJFCネットワーク20周年記念イベントについ...て、11月3日のピクニック、12月8日のクリスマス会の話を中心に話し合いました。